八重山(やえやま)の伝統工芸といえば、八重山ミンサー織りが有名。体験できるところがあると聞いて、あざみ屋みんさー工芸館さんに行ってきました。いくつか体験メニューがあるなかで、いちばん気軽にできるコースター織りを体験してみることに。
色を選べるので、石垣島の海の色のようなブルーをチョイス。趣きのある機織り機に腰掛け、さっそく織りに挑戦です。糸を通し、足で組み替え、とんとんと固定させていくという流れ。はじめはちょっと難しく感じました。
進めていくと、慣れてきてリズムもつかめるように。15分ほどでコースターの大きさまで織ることができました。仕上げは織り子の方がしてくれるということで、そのあいだに資料館と売店を見学。
資料館にはミンサー織りの歴史が知れる数々や、染料となる植物などが展示されていました。石垣島出身の歌手、夏川りみさんが紅白で身につけたというミンサー織りの衣装も並んでいました。
ショップには、ミンサー柄が織り込まれたバッグやポーチなどからシャツやネクタイなども。カラフルな商品がたくさんありました。
そうこうしているあいだにコースターが出来上がっていました。自分で織った八重山の伝統的な織物、大切につかおうと思います。
次は車で15分ほど行った名蔵(なくら)という地域にあるやいま村へ。やいま村は、沖縄の伝統的な家屋が移築されているテーマパーク。そして、リスザルや水牛もいるのだそう!
園内には赤瓦屋根の家々が点在していて、昔の沖縄にタイムスリップしたかのよう。時間ものんびり流れているように感じられました。
こちらは農民の家。昔ながらの農具がそろっていました。
このような琉球着物を身につけ撮影もできるのだそう。
リスザル園に1歩足を踏み入れると、実にたくさんのリスザルがあちこちであそんでいました。近づいても逃げるどころか、足から身体にのぼってきたりします。間近で見るリスザルは目がくりくりでとてもかわいい。
坂道を下りていくと、マングローブが生い茂る川に出ました。たくさんのマングローブの緑に囲まれて、静かでとても気持ちのいいひととき。
こちらは1頭のみいるという水牛。池のなかで動かず、横目でこちらを見ている姿がかわいらしい。
南国らしいカラフルな花や緑が溢れるやいま村。とても気持ちのいい空間でまた来たいと思いました。