世界遺産をめぐる旅スタート!
沖縄にいくつかある世界遺産の城跡をめぐる旅、スタート!
まずは沖縄本島中部の東側にあるうるま市の「勝連城跡」(かつれんじょうあと)へ!
この石段を登ると何が見えてくるのでしょうか?
勝連城から絶景を楽しむ
勝連城跡の頂上から眺めた絶景がこちら!
目の前には城下の勝連半島ののどかな景色と、向こう側に見える大海原は太平洋でした。水平線に浮かぶ左手の島は平安座島(へんざじま)。そして平安座島と勝連半島は、海中道路でつながっていました。しばらく眺めていると、海のほうまで行ってみたくなりました!
海中道路で海を眺めながら名物をいただく
城下の勝連半島をドライブ途中、平敷屋(へしきや)交差点で、このエリアの名物いなり寿司の店「丸一食品」本店を発見! ドライブのお供にいなり寿司をゲット。
一見、ごく普通のいなり寿司に見えるのですが、一口食べはじめると止まらなくなるんです。絶妙な甘みと酸味が効いたいなり寿司で、コレはやみつきになりそうなおいしさでした。
反対側が眺望できる座喜味城跡へ
次に向かったのは西側の読谷村(よみたんそん)。読谷村にある世界遺産は、座喜味城跡(ざきみじょうあと)です。世界遺産なのに、なんと入場料が無料なのです! 世界遺産の5つの城跡のうち、先の勝連城跡とこの座喜味城跡の2つが無料で見学できました。
座喜味城跡の頂上に登ると、こんどは東シナ海側が眺望できました! 琉球王国時代は、東西南北に海で囲まれた島国だったので、こうやって島の要所を守ってきたのでしょうか。歴史ロマンを感じながら、城内をしばらく歩いてみました。
見学のあとは、読谷村の「ゆんた市場」へ! 読谷の美味しい名物探し。こんどはどんな食べものがあるのでしょうか?
ということで、読谷村の昔ながらの焼き菓子「楚辺(そべ)ポーポー」を買ってみました! ロール状になっている生地は、ほどよい甘みがあって、沖縄のさんぴん茶(ジャスミン茶)やコーヒーにも合いそうな味わいでした。
沖縄で一番有名な世界遺産といえば、
やっぱりココ!
沖縄で一番有名な世界遺産といえば、やっぱりココ。首里城(しゅりじょう)は外せません!
正殿の中は荘厳な雰囲気が漂っています。ここは、御差床(うさすか)と呼ばれる玉座。かつて琉球の国王が座っていた椅子が復元され、中央にどーんと置かれていて、その佇まいはとても威厳がありました。
さらに、2019年から新たにオープンした部分が、首里城正殿の裏側・御内原(おうちばら)。琉球版の大奥といわれるエリアです。首里城の表と裏を知るのも面白いなと思いました。
せっかく首里まで来たので、首里名物の「のまんじゅう」(ぎぼまんじゅう)を購入。饅頭の表面に大きく「の」の文字が食紅で書かれているのが特徴で、その意味は「のし」を意味しているのだとか。縁起物として地元のかたにも大変人気な饅頭です。
中には、つぶあんがたっぷりと入っていました。あんこ好きにとっては見逃せない一品です!
ここまで勝連城、座喜味城、首里城と3つの城跡を紹介してきました。
この他にも桜の名所で有名な今帰仁城跡、標高150~170mの丘陵地に位置する中城城跡の2つを加えて沖縄には5つの世界遺産となる城跡があります
断崖に築かれた要塞、中城城跡
かつての琉球王国には300あまりの城(グスク)があったといわれていますが、その城跡の中でも、最も昔ながらの姿を今に残す中城城跡。日本100名城にも選ばれていて、美しい曲線を描く城壁と緑豊かな自然、沖縄の海を見渡すことができる雄大で、穏やかな雰囲気を感じられる素敵な場所です。
勝連城、座喜味城、首里城、今帰仁城、中城城。5つある世界遺産の城跡でも、一つ一つの表情は異なっています。
あなたのお気に入りのグスクはどこになるでしょうか?
秋冬の沖縄なら穏やかな気候の中、城跡めぐりをゆっくり楽しめるシーズンですよ。